各日本語試験の比較
1 試験名:日本語能力試験(JLPT)
概要:日本語能力試験は、国際交流基金と日本国際教育協会(現日本国際教育支援協会)が1984 年に開始した歴史のある世界最大規模の日本語試験です。
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認知度の一番高い日本語試験なので、進学でも就職でも使えます。日本語学習者であれば、絶対に受験してみないといけない試験です。ただし、受験のチャンスは毎年7月と12月、2回しかないので、受験前にきちんと試験対策を行った方がいいです。
2 試験名:J.TEST実用日本語検定
概要:J.TEST実用日本語検定は、1991年から実施され、会社員、留学生など、年間約6万人が受験しています。試験は年6回実施されます。
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ビジネス日本語の内容が割合的に多いため、日系企業・団体もよく使う日本語試験です。
年6回実施するので、就職や留学申請時など、すぐに日本語試験の証明がほしい時期に受験をお勧めする試験です。
3 試験名:日本語 NAT-TEST
概要:日本語 NAT-TESTは、「文字・語彙」「聴解」「読解」の3つの分野の試験によって日本語能力を総合的に評価する試験です。試験の構成は日本語能力試験とほぼ一緒。年6回実施。
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試験構成は日本語能力試験(JLPT)と同じで、年に6回実施されるので、日本語能力試験を受験する前に、この試験で自分の日本語学習の進み具合を確認した方がいいです。
4 試験名:J-cert生活・職能日本語検定
概要:J-cert生活・職能日本語検定は、日本への留学・研修・就職に役立つ試験です。試験の最高級C2(MASTER)は、N1レベルよりも高い日本語能力を測定することができます。
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最高級C2(MASTER)の受験で、他の試験で評価できない日本語会話能力も測定できるので、日本語能力試験N1に合格された方々にお薦めします。
5 試験名:STBJ【Standard Test for Business Japanese, 標準ビジネス日本語テスト】
概要:STBJ【Standard Test for Business Japanese, 標準ビジネス日本語テスト】は、2007年から実施。ビジネス日本語能力を測定できるため、就職、留学を希望する学生にも活用されています。
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ビジネス日本語能力を測定できる日本語試験なので、日系企業に就職することを考えている方にお勧めします。ただし、実際実施される国・地域は相対的に少ないので、ご注意ください。
6 試験名:BJTビジネス日本語能力テスト
概要:BJTは日本のビジネス社会で必要となる日本語コミュニケーションの能力を測るテストです。現地のテストセンターを利用し、パソコンで受験できる日本語試験です。
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決まった実施日がなく、年中いつでもテストセンターで受験できる試験(しかも成績がその日のうちに分かります)ですので、あんまり時間がない忙しい方にお勧めします。
7 試験名:TOPJ 実用日本語運用能力試験
概要:TOPJ 実用日本語運用能力試験は日本語教育分野で活躍している専門家と教授が開発した日本文化への理解力を重視するテストです。
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初級Cから上級Aまで、試験で受験者の日本語能力を10個のレベルに細かく分けて評価する試験なので、自分の日本語能力はどれぐらいあるのかを詳しく知りたい方にお薦めします。
上記7つの日本語試験は、日本の出入国在留管理庁も公式に認めますが、
JLPT日本語能力試験のN5レベル相当あるいはそれ以上のレベルのみ、
日本語能力の証明として、留学申請に使用できるので、ご注意ください。
下の表は、TCJが纏めた各テストのレベル比較表となります。
日本語の勉強、日本留学の申請に役に立つ情報なので、ご自由に使用してください。