Q.TCJを卒業後、どのような進路に進まれましたか?その進路を選ばれた理由も含めて教えてください
多摩美術大学 彫刻学科に進学します。私は中国で平面浮彫デザイン制作学科で3年間木彫りを学び、伝統技法を取得しました。作品制作での私の興味は『女性達の身体の変化』であり、彫刻家として『人間』というキーワードで作品制作を続けたいので、彫刻作家を目指しました。ただ身体を彫るだけでは、リアリティが足りないと感じています。例として同じ美術系でも、油絵を描く手と彫刻をする手のたこが出来ところは違うという細かいところに興味深いです。入学したら川越悟教授の研究室ゼミに所属し、教授の指導に従って自分の研究を進めていきたいと考えています。入学した際には、彫刻技術を身につけることはもちろん、時代を捉えることのできる視野の広さを持つ人間としてさらに成長したいです。
Q.将来の目標や夢は何ですか?できるだけ具体的に教えてください
将来はアーティストになり、人体を彫刻する作家として活動したいです。卒業後は『仕事・習慣・心理によって生じる身体の変化』をキーワードとして木彫作品を作りつつ、時代を捉えることのできる視野の広さを持った人間としてさらに成長できるよう、作家活動として興味を持つことを表したいです。
現在、アジアで顕著なのは女性が厳しい目で見られていることです。肌が白く、痩せていて、若く見える女性だけが美人と考える人が多いです。また、見た目だけではなく、社会には女性に対しての圧力が多く、女性だから受ける偏見や差別も多いです。作品を通して、多くの人に自分らしいスタイルでも自分が綺麗だと思いながら生きられるという主張を届けたいです。そして、様々な外見の人が認められ自分らしく生きられるような未来にしたいです。社会人として強烈でまっすぐな洞察力を持ちながら、作品制作の経験を積みたいです。
Q.これからTCJに入学する学生や今の在校生に向けて、あなたの経験を踏まえてアドバイスをお願いします
TCJでは入学時からクラスが進路別かつレベル別に分かれていたのので、日本語の勉強や進学に向けた準備も早めにしたほうがいいと思います。TCJへの入学時はカタカナも覚えていませんでしたが、半年でN2に合格しました。丁寧に教えていただいた先生に感謝しております。日本語を進歩したいなら、必ず宿題をしてください。また、日本人とコミニュケーションできるのアルバイトも、美術系に進むなら塾にも行ったほうが絶対助かると思います。