JLPT N4文法対策が一気にわかる!現役日本語教師が合格までの文法対策を解説

N4の文法が理解できない、点数が伸びない……そんな悩みを抱えている方に向けて、現役現役日本語教師の視点から丁寧に解説します。必要な文法を公式資料から整理し、効果的な勉強法やおすすめ教材、合格までの学習計画まで具体的に紹介します。

 

JLPT(日本語能力試験)N4のレベルと文法問題の内容は?

JLPT N4は、日本語を母語としない学習者のための国際的な日本語試験で、JLPT公式サイトでは、N4のレベルを次のように示しています。

• 基本的な日本語を理解できる。

• 日常生活で頻繁に使われる語彙・文法・漢字が分かる。

日常生活の身近な話題について、簡単な文章を読んで理解できる。

ゆっくり話されれば、日常会話の内容をある程度理解できる。

つまりN4では、“使える文法” を理解できているかどうかが問われます。

ここから、どのように文法問題を解く力を身につけていくのかを解説します。N4レベルの文法問題に正しく答えられるようになるためには、問題の形式や試験でよく問題として出される表現を理解しておくことが大切です。

 

JLPTの文法問題はどう出る?

JLPTでは文法のみ単独で測る試験科目はありません。文法力は「言語知識(文法)・読解」というひとつの科目で読解問題とあわせて出されます。「言語知識(文法)・読解」で試験時間は60分です。

読解問題を除いた、文法問題は以下で構成されています。

• 文の文法1(15問)

• 文の文法2(5問)

• 文章の文法(5問)

では、ひとつずつ解説していきます。

 

文の文法1

文法1は文の( )にちばん合う表現・助詞・接続などを選ぶ形式の問題です。

例 きょうは 電車(  ) 会社へ 来ました。

1:を 2:に 3:が 4:で

答え…4

この問題では、助詞や文法表現がどの語と一緒に使われやすいかを理解していることが重要です。文法は単体で覚えるよりも、よく使う動詞や名詞とのセットで覚えるのがコツ。
パターンごとに記憶すると、試験でもすぐに思い出せます。

例1)さっき やまだ( と )いう人が来ましたよ。

解説:Aという名詞。名前がAの名詞

例2)( 歌い )ながら 食事するのは よく ないですよ。

解説:V1ながらV2。V1はます形。

 

文の文法2

選択肢を組み立てて意味の通る文にして、★に該当する選択肢を答える問題です。

例 今年の              ★  ではありません。

1:は 2:さむさ 3:冬の 4:ふつう

答え…4

文法に2の攻略のポイントは、語順・助詞・文末表現正しく把握していることです。

そこで、正しい文を作れるように日ごろから短い文を作る練習をしましょう。短文作成の練習をするときには文法や文末の表現を意識するだけでなく、時制や敬語にも注意して書けるといいですね。

また、答えや例文を声に出して読むのもおすすめの方法です。文法2では「語順」と「助詞」を攻略するのが正解への近道です。 例文を声に出すことで、自然な日本語のリズムが身に付きます。

 

文章の文法

文章の流れに合わせて( )に適当な表現や品詞などを選ぶ問題です。留学生の日記や手紙やメールなどの身近な文章から出題されます。

この問題では、 接続詞が前後の文をどうつないでいるか、 文法表現がどんな意味を示しているかを意識して読むことが重要です。

おすすめの方法は、

• 接続詞に線を引いて読む

接続詞の前後の文の関係を考える

段落ごとに何を言っているか整理する

内容の流れをつかむ練習を繰り返すことで、文章の文法はぐっと解きやすくなります。

 

N4文法の勉強におすすめの教材

みんなの日本語 初級II + 文法練習帳

N4文法を広くカバー。初級Ⅰからの流れもあってわかりやすい。例文が自然で、会話練習に使いやすい。

 

TRY! N4 文法から伸ばす日本語

学習者が理解しやすい構成で、練習問題が豊富です。独学にも向いています。

 

新完全マスター N4

問題数が多く、実際の試験形式に近いです。弱点克服に使えます。

 

TCJでいっしょに学びませんか?

N4合格のためには、文法を覚えるだけではなく、それを実際に使いこなせるようになることがとても大切です。

しかし、間違った文法を使っていても、日本人はあまり指摘しないため、独学では自分の表現が正しいのか判断しづらいという難しさがあります。その結果、弱点に気づけないまま試験当日を迎えてしまうこともあります。

TCJでは、レベル別のクラスレッスンで基礎をしっかり学びながら、必要に応じてプライベートレッスンで個別の課題を丁寧に補強できます。

「文法の理解があいまい」
「読解や聴解が不安」
といった学習者も、講師が一つひとつ確認しながら進めるため、分からない部分を残さず、自分のペースで力を伸ばすことができます。

安定して学習したい方や、着実に実力を伸ばしたい方にとって、TCJは利用しやすい環境が整っています。TCJで一緒に学びませんか。

 

参考

日本語能力試験 JLPT 「日本語能力試験とは」
https://www.jlpt.jp/sp/about/levelsummary.html

『新完全マスター N4文法
株式会社 凡人社 

『TRY! N4 文法から伸ばす日本語』
株式会社 アスク出版

『みんなの日本語 初級Ⅱ』
株式会社 スリーエーネットワーク

この記事の筆者
日本語教師
TairaSonoka
登録日本語教員。日本語教師養成講座を修了後、日本語学校で留学生を対象に授業を担当。JLPT対策などの指導を行う傍ら、企業で働く外国人社員への出張レッスンやオンラインレッスンで、ビジネスマナー研修や面接指導にも力を入れている。自身の海外留学経験から、異国で生活し学ぶ大変さに共感し、学習者一人ひとりに寄り添い、尊重しながら日本語を教えることを大切にしている。
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