緊急時に備えよう!病院で使える日本語

旅行中に怪我、日本に住み始めたばかりで環境になれず体調不良…。あなたは日本の病院でスムーズに自分の状態を伝えることはできますか?日本でも英語や中国語、ほかの言語での受け入れ体制は整ってきてはいますが、まだまだ改善の余地はあります。今回は病院に行ったときに使える日本語を紹介します。

病院へ行く

事前に確認すること

1. 病院へ行くときに持っていくものは
・保険証(ほけんしょう hokensyou)
・お金(おかね Okane)
※クレジットカードやキャッシュレス決済ができないところもあるので注意してください。
・在留カード(ざいりゅうかーど Zairyu card)
※マイナンバーカードがある人はマイナンバーカード、旅行をしている人はパスポートを持っていきましょう。

2. 37.5度以上の熱がある人は、病院へ行く前に病院に電話をかけて予約をしてください。

3. 病院に行きたいけれど、どこの診療科に行けばいいかわからないという質問も多いです。専門科の名前です。
・内科(ないか Naika)
 おなかが痛い、頭が痛い、風邪をひいた、熱が出た

・整形外科(せいけいげか Seikeigeka)
 けがをした、やけどをした、骨折した、肩や腰が痛い、筋肉痛

・皮膚科(ひふか Hifuka)
    肌、爪、髪のトラブルや病気。蕁麻疹、肌が赤くなる、かゆみ。

・小児科(しょうにか Shonikka)
 赤ちゃんから15歳ぐらいまでの子どもが対象です。

・産婦人科(さんふじんか Sanfujinka)
    妊娠、出産、女性の病気(子宮・卵巣の病気や生理に関するもの)

・眼科(がんか Ganka)
 目に関する病気

・耳鼻咽喉科(じびいんこうか Jibiinkouka)
 耳、鼻、のどに関する病気。耳鼻科(じびか Jibika)ということもある。

 

医師や看護師が必ず聞くこと

病院で医師や看護師が必ず聞く質問です。答える準備をしておくと安心ですね。

患者(かんじゃ Kanja)は病気の人、治療を受ける人です。

例文
医師:どうしましたか(Dou shimashitaka)

患者:あたまが痛いです(あたまがいたいです Atama ga itaidesu)

医師:いつからですか(Itsu kara desuka)

患者:昨日の夜からです(きのうのよるからです Kino no yoru karadesu)

医師:熱がありますか。(ねつがありますか Netsuga arimasuka)

患者 :はい。37.5℃です。(はい。さんじゅうなんてんごどです Hai,37.5godo desu)または いいえ、36℃です。(いいえ、さんじゅうろくどです Iie,36do desu)

医師:今、他の薬を飲んでいますか。(いま、ほかのくすりをのんでいますか Ima hokanokusuri wo nondeimasuka)

患者 :はい。アレルギーの薬を飲んでいます。(はい。あれるぎーのくすりをのんでいます Hai, allergy no kusuri wo nondeimasu)または いい。何も飲んでいません。(いいえ、なにものんでいません Iie,nanimo nonde imasen)

 

症状を伝える

どうして病院へ来たのか、どこがよくないのかを伝える言い方です。

~が痛いです(~がいたいです ~ga itai desu)
・頭が痛いです。(あたまがいたいですAtama ga itai desu)
お腹(おなか Onaka)歯(は Ha)目(め me )のど(nodo)耳(みみ mimi)首(くび kubi)肩(かた kata)手(て te)手首(てくび tekubi)足(あし ashi)腰(こし koshi)

熱があります(ねつがあります netsu ga arimasu)

~がでます(~ga demasu)
・鼻水が出ます(はなみずがでます hanamizu ga demasu)
・咳が出ます (せきがでます seki ga demasu)
・くしゃみが出ます(くしゃみがでます kushami ga demasu)
・声が出ません(こえがでません koe ga demasen)

~です(~desu)
・下痢です(げり です geri desu)
・便秘です(べんぴです benpi desu)
・ 生理です(せいりです seiridesu)
・気持ちが悪いです(きもちがわるいです kimochi ga warui desu)
・だるいです(darui desu)

その他
・食欲がないです(しょくよくがないです shyokuyokuga nai desu)
・吐き気がします(はきけがします hakike ga shimasu)
・寒気がします(さむけがします samuke ga shimasu)
・めまいがします(memai ga shimasu)
・怪我をしました(けがをしました kega wo shimashita)
・火傷をしました(やけどをしました yakedo wo shimasita)

 

治療の言葉

治療(ちりょう chiryo)をしたり検査(けんさ kensa)をするときの言葉です。
・注射(ちゅうしゃ cyusha)
・点滴(てんてき tenteki)
・採血(さいけつ saiketu)
・血圧(けつあつ ketsuatsu)を測る(はかる hakaru)
・X線を撮る・レントゲンを撮る(Xせんをとる・れんとげんをとる Xsen wo toru/rentogen wo toru)
・体温(たいおん taion)を測る(はかる hakaru)
・診察(しんさつ shinsatsu)する

 

薬の飲み方

診察が終わったら方箋(しょほうせん shohousen)という紙をもらって、調剤薬局(ちょうざいやっきょく chozaiyakkyoku)で薬をもらいます。

薬を飲む(くすりをのむ kusuri wo nomu)といいます。

・痛み止め(いたみどめ itamidome)
   とても痛い時に飲みます。

・解熱剤(げねつざい genetsuzai)
 熱があるとき、熱が高いときに飲みます

薬の飲み方に書いてある言葉です。飲み方が分からないときは、薬剤師(やくざいし yakuzaishi)に聞きましょう。

・食前(しょくぜん shokuzen)
 ご飯を食べる前に飲みます。

・食後(しょくご shokugo)
 ご飯を食べた後で飲みます

・食間(しょっかん shokkan)
    食事と食事の間に飲みます。

・1日3回(いちにちさんかい ichinichi ni sankai )
 一日に3回飲みます。

・1回一錠(いっかいいちじょう ikkaiichijou)
 1回に薬を1つ飲みます。

 

便利なサイト

病院へ行くこと、治療してもらうことは難しいですね。病院へ行きたいとき、救急車を呼びたいときに役に立つサイトを3つ紹介します。

 

1.日本を旅行しているときに病気やけがをしたとき、どこへ行けばいいか分からなかったり、相談したい時のサイトです。英語、中国語、韓国語で読むことができます。旅行前にブックマークしておくといいですよ。

日本政府観光局(JINTO)
「日本を安心して旅していただくために 具合が悪くなったとき」
https://www.jnto.go.jp/emergency/jpn/mi_guide.html

 

2. 病院へいくと医師や看護師からいろいろな質問を受けます。質問にうまく答えるために役に立ちます。23の国の言葉に対応しています。

NPO法人国際交流ハーティ港南台/公益財団法人かながわ国際交流財団
多言語医療門診療
https://kifjp.org/medical/

 

3. 救急車を呼ぶときの方法などが書いてあります。16の国の言葉に対応しています。

総務省消防庁
訪日外国人のための救急車利用ガイド
https://www.fdma.go.jp/publication/portal/post1.html

 

TCJでもっと日本語を学ぼう

今回は日本に住んでいる外国人がよくする質問の内容を紹介しました。TCJでは「今日勉強したことがすぐに使える」内容の授業を目指しています。TCJで本当に使える日本語を勉強しませんか。

 

この記事の筆者
日本語教師
Rie Miyashita
2001年から日本語教師の仕事を始める。学習者の「わかった。」という笑顔が嬉しくて、この仕事を続けている。主に日本語学校で、初めての日本語から上級者の日本語まで担当してきたほか、JLPTやEJU対策、進学指導、クラス担任も行う。TCJでは2021年から夜間の社会人クラスを担当している。現在は外国人就労者のための日本語、日本で生活する外国人の日本語、地域の日本語に関心があり、日々の仕事の中で実践中。令和3年 文化庁委託就労者に対する日本語教師【初任】研修修了、令和5年 「生活者としての外国人」に対する日本語教師【初任】研修受講中。

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