日本人はクリスマスはどのように過ごすのか

日本でも、冬になると街がイルミネーションで輝き、あちこちでクリスマスソングが流れます。けれども、日本のクリスマスはキリスト教の宗教行事というよりも、「冬の楽しいイベント」として親しまれています。この記事では、日本人がどのようにクリスマスを過ごすのかを紹介します。

 

日本人にとってのクリスマスはいつ?だれとすごす?

クリスマスといえば12月25日ですが、日本では24日の「クリスマスイブ」を中心にお祝いする人が多いです。25日は平日になることも多いため、24日の夜に食事やプレゼント交換をして過ごすのが一般的です。

欧米では家族と一緒に過ごすことが多いようですね。日本では、特に若い世代では「恋人と過ごす日」というイメージが強く、イルミネーションを見に行ったり、レストランで特別なディナーを楽しんだりします。一方で、子どもがいる家庭では、家族でケーキを食べたり、プレゼントをあげたりして楽しみます。

参考までに、最近の調査結果を紹介します。「家族で自宅でパーティーをする」が68.3%で一番多いようです。(子供とお出かけ情報サイト「いこーよ」https://iko-yo.net/articles/19749?utm_source=chatgpt.com

その他にも、料理やスイーツを子どもと一緒に作ったり、飾り付けを家族で楽しんだり、昼間に家族で出かけて夜は家で過ごす、というパターンも増えているようです。

私の家では、子供が小さいときは昼に部屋の飾りつけをし、夜はチキンやクリスマスケーキなどを食べ、子供が寝た後で子供の枕元にクリスマスプレゼントを置いていました。今は家族で家で食事をし、ケーキを食べるときにプレゼント交換をしています。

 

日本のクリスマスは何を食べる?

クリスマスの定番料理といえば、「チキン」と「クリスマスケーキ」です。日本では七面鳥の代わりに、フライドチキンやローストチキンを食べる家庭が多く、中でも有名なのが「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」です。クリスマス前から予約が殺到します。家庭でオーブン料理を作る文化があまりない日本では、フライドチキンが手軽で特別感のあるごちそうになっています。

また、クリスマスケーキも欠かせません。日本のクリスマスケーキといえば、生クリームといちごがのった白いショートケーキが定番です。赤と白の色がクリスマスらしく、見た目も華やかです。ケーキ屋さんやコンビニでは、クリスマスが近づくとたくさんの種類のケーキが並びます。最近では、家庭でローストチキンやピザ、シャンメリー(子ども向けのスパークリングドリンク)を用意して、家族でクリスマスパーティーをする人も増えています。

 

街はキラキラ!?イルミネーションを楽しもう!

クリスマスシーズンの日本の街は、まるで光の国のようになります。東京・大阪・札幌などの大都市では、毎年有名なイルミネーションが開催され、多くの人が訪れます。

たとえば、東京では「表参道」「丸の内」「六本木ヒルズ」などが人気スポットです。木々に無数のLEDライトが輝き、冬の夜空を幻想的に彩ります。ショッピングモールや駅前もクリスマスツリーや装飾でいっぱいです。大きなツリーの前で写真を撮ったり、カップルでライトアップを見に行ったりするのが定番のデートコースになっています。

また、地方の観光地でもクリスマスイベントが開催されます。例えば、北海道の「小樽運河」や神戸の「ルミナリエ」などは特に有名です。寒い冬だからこそ、光のあたたかさを感じられるイルミネーションは、日本の冬の風物詩といえるでしょう。

 

日本と外国のクリスマスの違いは?

キリスト教の国では、クリスマスは「イエス・キリストの誕生を祝う宗教行事」です。家族で教会に行き、静かに祈りをささげる日でもあります。ところが、日本ではキリスト教徒が少ないため、宗教的な意味合いよりも「イベント」としての側面が強いです。

たとえば、アメリカやヨーロッパでは「クリスマスは家族と過ごす日」「恋人とはバレンタインデーに過ごす」というのが一般的ですが、日本ではその逆で、「クリスマス=恋人」「お正月=家族」といった感覚があります。

また、日本では12月25日が終わるとすぐに正月モードに切り替わります。街のBGMもクリスマスソングからお正月の音楽に変わり、ツリーは片づけられ、門松やしめ飾りが並びます。この「切り替えの早さ」も日本らしい特徴かもしれません。

つまり、日本のクリスマスは「宗教的な行事」というより、「恋人や家族と過ごす冬のイベント」「イルミネーションやケーキを楽しむ日」として、独自の形で発展してきたといえるでしょう。

 

TCJでもっと日本語を学ぼう

日本のクリスマスには、宗教だけでなく文化の違い、食べ物、過ごし方など、たくさんの「日本らしさ」がつまっています。外国から来た人にとって、日本のクリスマスは少し不思議に感じるかもしれませんが、その違いを知ることで、日本社会の価値観や生活習慣をより深く理解することができます。

TCJでは、こうした「日本の文化」や「行事」に関する日本語も学ぶことができます。授業では、文法や会話だけでなく、日本人の考え方や習慣を学びながら、自然な日本語を身につけることができます。

機会があったら、ぜひ日本のクリスマスを体験してみてください。そして、TCJで日本語の勉強を通して、もっと日本を好きになってくださいね。

 

この記事の筆者
日本語教師
NakamuraMachiko
日本語学校や国際交流協会、語学スクール、企業などで日本語を教えて約20年。TCJではプライベートレッスンを担当し、最近は技能実習生にも教えている。学習者の「楽しかった」という声が励みになっている。

同じ読み方・発音なのに意味が違う?どのように使い分ければいいのか解説! 

日本語を学んでいると、「同じ発音なのに、漢字が違う」「同じ『かみ』なのに、意味が全然違う」「会話ではどうやって聞き分けているの?」と疑問に思うことがよくあります。日本語には、同じ読み方・発音をするのに、意味が異なる単語(同音異義語)がたくさんあります。 これは、日本語学習者にとって大きなハードルの一つです。 では、日本人はどのようにして「どの意味か」を判断しているのでしょうか。 結論から言うと、文脈・一緒に使われる言葉・場面によって、ほぼ無意識に判断しています。 この記事では、代表的な同音異義語を例に、それぞれの意味「日本人がどう判断しているのか」「具体的な例文」を使って、わかりやすく解説します。

日本人のジェスチャーは独特?外国人が使うジェスチャーとの共通点と違いを紹介!

日本への留学を考えている方、日本語学校で学んでいる方、そして日本で就職を希望している方にとって、言葉だけでなくジェスチャーの違いを理解することは非常に重要です。日本で生活していると、言葉だけでなく、ジェスチャーにも日本独特の文化があることに気づくかもしれません。同じ意味を伝えるのに、国によって手や体の動きが全く違うことがあります。ここでは、日本人がよく使うジェスチャーと、外国人が使うジェスチャーの違いについて紹介します。日本での生活やコミュニケーションに役立ててください。

JLPT(日本語能力試験) N5はどのようなレベル?どんな問題がでるの?

本記事では、日本語学習の第一歩であるJLPT N5について、2024年の最新データや試験傾向を基に徹底解説します。合格に必要なレベル、出題形式の詳細、そして取得のメリットを網羅しました。日本語教師の視点から、独学では気づきにくい合格のポイントもお伝えします。
お問い合わせ