日本語の会話・コミュニケーションのコツは?日本語の会話練習方法

みなさんが「日本語で話したい」と思うのはどんなときですか。
会社で同僚とコーヒーを飲みながら雑談したい。旅行先でおすすめの食べ物やおすすめの観光地を聞きたい。仕事で日本人と打ち合わせをすることになった。
パーティーで友だちを探したい。隣に住んでいる人と話したい。など。
「日本語で会話をする」といっても、その相手や場面はいろいろあります。
「日本語で会話したい」と思ったら、まず、「どこで、だれと、どんな話をしたいか。」をイメージしてみてください。イメージできたら、次に、そこで使うフレーズを日本語にしてみます。

例えば、私が外国語で話してみたいシーンは
「旅行先の道を歩いていて、今まで見たことがないものを見たときに、それは何か、いつ使うのか、だれが使うのか。」
を聞きたいときです。

これを日本語の会話にするとこのようになります。

わたし:あの、ちょっとすみません。
Ano Chotto sumimasen.
相手 :はい、なんですか。
Hi,  Nandesuka.
わたし:これ、なんですか。
Kore,  Nandesuka.
相手 :え・・・。
わたし:わたしは旅行者です。
Watashi wa ryokosha desu.
これを初めて見ました、これはなんですか。
Kore wa nan desuka.
相手 :あー。これは鍋ですよ。
A, kore wa nabe desu yo.
わたし:鍋ですか。どんな料理の時に使いますか。
Nabe desuka.don na ryori no toki ni tsukaimasuka.

みなさんはどんなときに日本語で話したいと思うでしょうか。

 

聞いて真似してみましょう

「日本語で話したいけれど相手がいない。」という人も多いと思います。
でも、まず自分一人で練習する方法もあります。
その一つは、まわりで日本語を話している人の話をよく聞くことです。
短いフレーズでいいです。「この言い方はよく聞く」と思ったら、聞いて真似をしてみましょう。
会社の同僚が話しているとき、会社のミーティングに参加したとき、カフェや電車の中で他の人が話している時などがチャンスです。

周りに日本人がいないという人は、YoutubeやTiktokなどのソーシャルネットワークで日本語を教えてくれる日本語クリエイターの動画を見ながら練習する方法もあります。自分の国の言葉で日本語を教えてくれる人もいますね。説明を見るのではなく、言い方を真似して声を出してみると効果があります。
アニメを見るという方法もありますが、アニメは自然な言い方ではないときもあるので注意しましょう。例えば、アニメ好きの人が初めて会った人に「俺(ore)」や「お前(omae)」と言っているのを聞くとびっくりします。

 

ことばをたくさん覚えましょう

会話をしたいと思ったら、ことばやフレーズを覚えることが大切です。
ことばを増やしたいときは、簡単なニュースを見たり、会話のフレーズがのっているテキストを読むのもいいと思います。

NHK NEWS WEB EASY
https://www3.nhk.or.jp/news/easy/
やさしい日本語でニュースを聞いたり読んだりすることができます。

NHK World Japan
https://www.nhk.or.jp/lesson/ja/
日本語が勉強できるサイトがたくさんあります。簡単な会話も、ビジネス日本語も勉強できます。
新しい言葉を覚える方法は、自分の興味があることや好きなこと、他の人に言いたいことを言葉を調べて文を作って言ってみることです。

例えば、ジョギングが趣味の人は

毎日10km走っています。
Mainichi 10km hashitte imasu.
来年ホノルルマラソンに出たいんです。
Rainen Honolulu Marathon ni detaindesu.
走ることが大好きです。
Hashirukotoga daisukidesu

という短い文をいくつか作って練習しておくと、会話のときに使えます。
文を作ることが難しい人は、テキストなどのモデル文を覚えてから、モデル文のことばを変えて自分のこと言ってみましょう。

 

声に出してみましょう

会話が上手になるために、自分で練習する方法。3つめは「声に出して日本語を言う」ことです。毎日1分、日本語の文を声に出して読んでみましょう。また、自分が思ったことや考えたことを1日1つ、日本語にして言ってみるのもいいと思います。
歌が好きな人なら、日本語の歌の歌詞を読んでみるのも面白いと思います。

では、だれかと会話をするときに、会話が上手くすすむためのフレーズをいくつか紹介しましょう。

 

会話をはじめる

相手に呼びかけるときは、

あの、すみません
Ano,Sumimasen

ちょっといいですか
Cyottto iidesuka

といいます。

名前を聞いたり知っていたら、その人の名前で呼びましょう。何回も相手を「あなた」と呼ぶと、「名前を知っているのにどうしてだろう。」と不安になる人もいます。
「こんにちは。」とあいさつをした後で、次になにをはなせばいいかわからなくて困るときがありますね。日本では、まず天気や気候のこと、相手が今どんな様子かを聞くことが多いです。

〇〇さん、こんにちは。毎日暑いですね。
〇〇san     Konnichiwa Mainichi Atsuidesune

〇〇さん、子どもさんはお元気ですか。
〇〇san kodomosan wa ogenkidesuka.

年齢や住んでいるところなど、聞きにくいことを聞くときは、「しつれいですが」を先に言いましょう。

しつれいですが、ちょっと聞いてもいいですか。
Shitsureidesuga,cyotto kiitemo iidesuka.

聞きたいことがあるんですが、いいですか。
Kikitai kotoga arundesuga iidesuka.

と言ってから質問をしましょう。

 

質問をする

会話の相手にいろいろな質問をしてみましょう。分からないことや知りたいことを聞いてみると相手の人も話しやすくなります。

いつ(itu)
次のレッスンはいつですか
Tugi no lesson wa itudesuka.

どこ(doko)
きれいな桜が見たいです。どこがいいですか。
Kirei na sakura ga mitaidesu.Doko ga iidesuka.

なに/なん(nani/nan)
これ は なんですか
Korewa nandesuka

なぜ/どうして(naze/doushite)
なぜ 駅や公園に ごみ箱が ないのですか
Naze eki ya kouen ni gomibako ga nainodesuka

いくら(ikura)
これ は いくらですか
Kore wa ikuradesuka

どれ(dore)
どれがいちばんおいしいですか。
Dore ga ichiban oisi desuka.

どうやって(dou yatte)
どうやって食べますか
Dou yatte tabemasuka

「~ですか」「~ますか」
文の最後に「~か」をつけると、質問の文になります。

日本では日曜日にお店が開いています
Nihon dewa niciyobi ni omise ga aiteimasu

日本では日曜日にお店が開いていますか
Nihon dewa niciyobi ni omise ga aiteimasu ka

 

話をつづける

話をしているときに、もっと聞きたい、もっと話して欲しいと思ったときに使えます。

どうしたんですか(Dousitandesuka)

わたし:うれしそうですね。どうしたんですか。
Uresisoudesune. Dousitandesuka.
相手 :仕事が決まったんです。
Shigoto ga kimattanndesu.
わたし:おめでとう。
Omedeto

それで/で/それから(sorede/de/sorekara)

相手 :昨日、初めて恋人とデートした。
Kino hajimete koibito to date sita
わたし:それで?(で/それから)
Sorede?  (de/sorekara)
相手 :うん、海へ行って・・・・
Un,umi e itte・・・・

 

あいづちをうつ

相手が話していることに対して、リアクションをとる言い方です。

相手に共感する時の言い方です。
そうですね(soudesune)
そうだよね(soudayone)
うん、うん(un un)
私もそう思う(watashi mo sou omou)
わかる(wakaru)

驚いたときの言い方です。
わあ(wa)/ええ(ee)
本当/本当ですか(hontou/hontou desuka)
信じられない(shin ji rarenai)
まじで/まじですか(majide/majidesuka)

 

ほめる

会話をしているときに、上手にほめることができると、気分もよくなり、楽しく会話ができます。最後に「ほめる」言い方を紹介しましょう。

すごい(sugoi)
いいね/いいですね(iine/iidesune)
きれいです(kirei desun)
すばらしい(subarasii)
さすがです(sasuga desu)
すてきです(suteki desu)
かわいいです(kawaii desu)
かっこいいです(kakko ii desu)

 

TCJで会話の練習をしましょう

TCJではクラスレッスンでもプライベートレッスンでも、話すチャンスがたくさんあります。講師は学習者の日本語を聞いて分析しながら、講師も会話を楽しんでいます。そして、「もっとわかりやすい言い方」や新しいことばを学習者にフィードバックしています。講師と会話レッスンすることの一番のメリットは「わからないことがすぐ聞ける」ことと「新しいことば、言い方を知ることができる」ことです。プライベートレッスンなどで会話の練習をしたいときには、「どこで、だれと、どんな会話をしたいか」を詳しく講師に伝えてくださるといいレッスンができると思います。
いっしょにたくさん話しましょう。お待ちしています。

 

この記事の筆者
日本語教師
Rie Miyashita
2001年から日本語教師の仕事を始める。学習者の「わかった。」という笑顔が嬉しくて、この仕事を続けている。主に日本語学校で、初めての日本語から上級者の日本語まで担当してきたほか、JLPTやEJU対策、進学指導、クラス担任も行う。TCJでは2021年から夜間の社会人クラスを担当している。現在は外国人就労者のための日本語、日本で生活する外国人の日本語、地域の日本語に関心があり、日々の仕事の中で実践中。令和3年 文化庁委託就労者に対する日本語教師【初任】研修修了、令和5年 「生活者としての外国人」に対する日本語教師【初任】研修受講中。

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